帰国してあっという間に東京暮らしモードにシフト。
心の中ではまだまだ旅の余韻、旅の後味を楽しみ中であります。
この歳で旅に出て同じようなところに行ったとしても新しい出来事がてんこ盛りで、好奇心を枯れさせずますますシナプスも活性化した感じ(あくまで感じ)
メキシコとアトランタから再びニューヨークに戻って最後の一週間。
私の旅のささやかなミッションは殆ど遂行させましたが、まだ一つ残されておりそれは土曜日しかオープンしていないお店「Crowley Vintage 」最後のメインイベントに相応しいお店でございました。
事前の情報は営業日と場所とメンズが主のヴィンテージショップくらいしかなく、それものちの感動を倍増させる要因になったのかもしれませんが。
久々の!でもこのタイプは初めてかも⁈の感動の接客だったのです。
商品には簡単な年代などの詳細の札のみで値段の表示がありません。
オープンと同時に入店してまだまばらな客数
そろそろ会計的な動きがちらほら。
何組かの客とオーナーのやりとりを観察して私も勇気を振り絞って何点か選んだモノをまずお値段確認。
iPadに数千点の在庫明細リストが作成済みらしくすぐに値段が表示され明瞭会計
私とのやりとりはもちろん他の客に対しても下記のようなスタンスでをたっぷりと対話していました
✴︎ご主人のご機嫌が安定して保たれていること→週一のオープンデイ!毎日は無理かも....
✴︎お客の身に付けているモノに興味を示して会話すること→私の80‘sブルックブラザーズのbdシャツとベルトに注目してお話してくださった
✴︎商品に愛があり買われて行ってしまうモノたちにも名残惜しくすること→モノたち集合写真!ベルトは一枚に収まらないため端から端までムービー撮影!!
✴︎お客の在住先をさりげなく聞くこと→買われたモノたちの新天地(愛でしょコレ)
✴︎販売したモノの背景(発掘⁈先など)ストーリーを気軽に語る→買ったハットにプリントされたロゴについての秘話...それもモノに対する愛が深まる
✴︎お客に「私はとても良い買い物をした」と思わせること。→「特別な買い物をした」感!!
このお店の店主は、自ら好きなモノをコレクションし記録して、素敵なストーリーと共に販売する。いつ・どこの・どんな人がこれらを購入したのか、もデータ化している感じがしてヴィンテージショップ界の人類学者のようでもありました。
ちなみにボックスに入ってるカラフルなサイズ表示の駒はハンガーに全て付いていて無駄にサイズ違いをラックから引っ張り出さなくても良い。もちろん小さいサイズから大きなサイズまで左から右方向へと整理されて崩すのも憚られる